2011年07月10日

冷静と情熱のあいだ―Blu

冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫)
辻 仁成

角川書店 2001-09
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あのとき交わした、たわいもない約束。10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。やりがいのある仕事と大切な人。今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに―。切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、青の物語。


 


ざまあwwwwwwwwwwwww

安藤は本を薦められることが多くて
本書も一度薦められたことがあります。
そのくせすぐには読まないで数年放置していたります。
安藤はラノベを読むのに忙しいのです。
あとすっごいズボラ。
薦められたのは中学生のころ。
男性教諭に薦められました。
正確には本書を原作にしたドラマ…だったかな。
授業中にみんなにこの愛のドラマおすすめ!!見たいな感じだったと思います。
たしか赤のほうがお気に入りだったような…あんまり覚えていませんが。
あれは彼が独身だったころだったか、結婚した後のことだったか。
とにかく熱血教師というよりは情熱教師といった雰囲気の若い教師で
外見は背が高くて顔は日本人離れしていた方でした。
多分彼自身は生粋の日本人。
なので「冷静と情熱のあいだ」に出てくる言語の壁とか相手が勝手に期待してくる、
という事を体験したことがあったんじゃないかな、と久しぶりに中学のことを思い出しながら読みました。
そこら辺はおいて置いて、
本書、「冷静と情熱のあいだ」は女性視点の赤と男性視点の青があります。
赤を読んだのは2010年の1月…余裕で一年以上たっていて微妙に内容を覚えていなくて困りました。アホですね。
大体アオイの魅力が分からない、ほんとに社交的なの?というイラつきで占めていたような気がします。
青ではさらにあの「だめんずウォ〜カー」に出てきそうな野郎が主人公です。
赤ではあまり順正のことが語られておらず
そこまでダメ野郎だとは思わなかったのでかなりがっかりしました。
「人は二人の人を同時に愛せない…」じゃねーよ。
どう考えても愛しているのはアオイだけです。本当にありがとうございました。
少なくともアオイとは結婚したい方向の愛情。
メミとは結婚する気はさらさらない類の愛情。
自分の気持ちが分かっているくせに見てみぬ振りをする不誠実さ。
結婚して家族になりたいという意思を前面に出してきているメミに対して酷すぎる。
安藤はメミのことが好きじゃなかったし
順正にまとわりつくメミは正直ウザイなーとは思っていたけど、
父親との再会がうまくいかなかったメミに対して冷たく当たりすぎていると感じました。
おそらくここでメミに優しくしてしまったら
メミと即結婚ルートに行ってしまうからだと思うのですが
しかしここで怖気ついて優しくできない男はどんな女も幸せに出来ないだろうなと思いました。

しきりに「僕は迷子、誰も僕を理解してくれない、アオイだけが理解してくれる」
的なことを言っていてウザイ。
順正のヒロイン気取りがウザ過ぎる。
例えるなら「僕、職場で馴染めないんだよね…え?飲み会?行くわけないでしょwww」
みたいなウザさ。
みんな勝手に馴染んでんじゃねーんだよ。
みんなちょっとづつ馴染む努力してんだよ。
2次会3次会までは出なくていいけどヒマなら本会ぐらい出ろよ的なね。
高梨のこと心の底から馬鹿にしているんだろうな、感がひしひしと。
案の定、高梨は順正が思っているほど悪いやつじゃなかったし。
順正がただ頑なで人の好みが激しくて空気読めないだけなんだろうな。
「世界が人の多様性を認めないから僕は生きづらいんだ。僕は悪くない」
と思っていて、だけど案外そんなことはない、
クズもいい人もどっちでもない人も平等に目の前に現われて
時には愛してくれもしたのにもったいない人生だなー
本当にダメンズだなー。
こんなやつを愛している女達はレベルが低いな、と思いました。

メミはかわいそうなキャラクターだけど性格がどう見ても不幸になる典型的な性格なので
どんどん苦しんでいるさまが自業自得過ぎて逆に面白かったです。
できれば順正はもっと不幸になってほしかった。
それだけのことをしたと思う。
最後の最後で希望が残っていたのが残念です。
希望が残ってないとこの話はハナシにならないのですが
やっぱりもっと絶望してくれたほうが楽しかっただろうな。
ダメ人間ナンバーワン順正パパはきっとどこかで不幸になってくれていることだろう。
おそらく「冷静と情熱のあいだ」という物語は
「いろいろあったけどアオイはステキな女性でと順正はステキな男性で二人はお似合いカップルです」
という事を言いたいのだと思います。
しかしアオイのステキさとか順正のステキさの描写が迷子で何処を見ても見られないので
本当にこいつらクズだなー誰と付き合っても幸せにはなれないよ。
全然魅力的なキャラクターではなかったです。
今まで恋愛小説って好きじゃなかったんですけど
理由として「理想的な恋愛」とか「悲劇的な恋愛」とか形ばっかりで
キャラクターに魅力がなかったり説得力がなかったりということがあります。
「冷静と情熱のあいだ」はその典型で安藤は多分作者が感じて欲しい感動は得られなかったようです。
作者自身主人公たちが正義、とは思っていなかったらしく
ちゃんと不幸になっていたので予測が当たってちょっと楽しい、という気分にはなりましたが。

安藤だってステキな恋物語があれば読んでみたいです。
自分も恋したーい又は恋っていいなーと思える小説が読みたいです。

冷静と情熱のあいだ、感想終了。



posted by 安藤 at 19:27| Comment(2) | TrackBack(1) | 角川書店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
赤版のほうだけ読んで
「順正はマーヴみたいに器の大きい男なんだろうなー」と想像したいたのですが
過大評価だったのだと記事を読んで思いました。



余計なお世話ですが
順正はヒロインじゃなくてヒーローですよ〜
Posted by ysgr at 2011年08月14日 10:00
>順正はヒロインじゃなくてヒーローですよ〜

ヒーローのくせに
僕には白馬の王子さま否、白馬のお姫様が必要なんだ!
みたいなかんじでヒロイン気取りでダメだな〜という表現です。
紛らわしくてすみません。

赤があんまり好きじゃなくてかつ女性のかたなら
回避して他の本を読んだほうが建設的。
ysgrさんは男性のようなので青を楽しめるかどうかはわかりませんね。
あくまで安藤の感想なので赤が気に入っていているのなら一度読んでみる方がいいとおもいます。
コメントありがとうございました。
Posted by 安藤(管理人) at 2011年08月14日 17:39
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Tracked: 2011-08-14 09:53
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